福岡博多の翡翠堂メガネサロンオーナー酒井喜美子の「とーく&とーく」

このコーナーは、翡翠堂メガネサロンのオーナー酒井喜美子が福岡博多の情報や日常感じたことなどをお伝えする日記です。
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[199]2010/02/14(sun) 16:40 春探し


立春から10日。

そろそろ年中行事の「春を探しに行く」をやろう。


目指すは当然南。


高速はガンガン、降りての田舎道はのんびりと走る。

梅の花が暗い谷を白く輝かす街道すじ。

家々に花咲き、ていねいに住みなす人の心に暖まる。


「いのしし肉あります」ふーん

山太郎ガニあります」え?どんなカニ?

知らない土地をゆくのは面白い。


お屋敷の塀にこぼれるのはどう見ても桜。



春は名のみならず、しかと来たるなり。


さて、だいぶ走ったことだし。

私はコンビニのお弁当がダメなので、
道の駅を見つけると必ず寄る。

袋から出したるはコレ。



風はちょっと冷たいけど、外で食べよう。

暖かいお茶は用意してきた。

田んぼを見下ろしておいしい昼食。

煮しめってサイコーのごちそうって信じてる。


さらに川のそばを走りゆく。

カワウがたくさん浮かぶ。

あら、中にもう白い夏羽をかぶったのが。




季節は裏切らない。確実にめぐる。

おやつにしよう。

デコポン、先ほどの道の駅で買っておいた。

3つで350円、格安。



むくと立ち昇るかぐわしい香り。

美しきオレンジ色の果実よ、汝やさしき味なり。

おや、鳥の大群が渦巻いている。



これはまた、珍しいものに出あった。

なんだろう?

ひとつの命のように渦を巻き、長く延びまた丸くなり、

やがてふたつに裂けて

一つは空のかなたへ、もう一つは地上へと落ちて行ったが、

むろん私からそれは

遠く、見えない。


車を走らせてゆくと、電線に止まる黒い鳥たち。

ミヤマガラス。



ああ、おまえ達だったのか。

そろそろ大陸へ帰るのかね?


春はもうそこまで来ています。

帰りしな、県境近くの川原ではほら、こんな。




さて、そろそろ重いものは脱ぎ棄てよう。

服だけではなく。




 


[198]2010/01/27(wed) 16:39 冬の終わり


早くも1月が終わります。

今が寒さの底でしょうか、毎朝起きるのが辛く、

遅く帰る時にはほんとに寒い。

でも2月がくると思うと、
もう春を迎える気分になってくるから不思議。


昨日の朝から、ネコが外に出してくれというようになりました。

日差しの暖かさを敏感に感じるようです。

今年は遅かったスイセンが、ぽつぽつと白く咲き始めている。


ウグイスが、我が家の小さな池のほとりにやってきました。

ツツジの木からだんだんに下へ移動して、
池のふちで水を飲んで飛び去ります。

久しぶりに我が家でウグイスを見て幸せな気分。


こうやって春を少しづつ感じる日々は、嬉しい時期。

でも、出ていったネコはもう帰ってきました。
まだ時期尚早だという目で。


冬は行きつ戻りつしながら去っていくのです。


今年の冬はチュウヒをたくさん見たいと願っていました。

まだまだ不十分ですから、もう少し留まっていて欲しい。


冬の草原は、茶色く枯れたように見えても生きている、

ほんとに枯れたのならバラバラになって飛び散るはずだ、

ホラ、こんなにしなやかでしょ、と息子から示されました。

正月に2人でドライブした時のことです。


やがて枯れ野も緑に萌え出ずる春を迎えるのでしょう。

その日までに、なんとかもっとチュウヒをファインダーに
捉えたいものです。


私の冬は、まだまだ終わりません。







 


[197]2009/12/02(wed) 16:37 晩秋の陽


春にしか感動を覚えなかった頃 私は若かった

いま、秋の終わりの茫々とした日暮れに惹かれる年頃となり

車を駆って枯野をかけめぐる


日の出も春とは違うが

日の入りは更に違う

傾きだした陽射しが草を黄金色に輝かす頃

そう、2時ごろからが好きな時間


いつもの葦原に着くころ 霜に焼けた草が紅く光る

顔なじみに挨拶して 私一人逆光側に立つ

ねぐら入りするチュウヒを 光る草の中で捉えようと


紅く輝く草原に舞い降りるタカが撮りたい

いつもうまく行かないが いつかは と思いつつ日没に居る


真っ赤な晩秋の入り日よ

ねずみ色の風景の中でただひとつ色を持つもの

ああ音もなく沈む ああ地平に没する


うつくしき秋の陽よ 再びよみがえれ また明日は朝日として昇れ






 


[196]2009/11/22(sun) 16:35 タカとの出会い


冬近く、タカを探して走ることの多い休日

タカとの出会いは一期一会 


近くへ寄せて撮らせてくれたからといって

同じ個体がいつもそうとは限らない


タカの場合、「警戒心が強くない個体」というのは

ありえないのかもしれない


良いシチュエーションにめぐり合えるには

 会いたい撮りたいという強い思い

 失敗をいとわず何度も見つけようとする努力

 そして運という名の天の配剤


              
 この3つが必要な気がする  
                           
 
タカを追ううち「その時」が
存在するように思い始めた

静かに扉が開き、その時だけ入らせてくれる                

そんな時があるような気がしている  
                    

ある日の昼時分   
                             
「ヤツガシラがみつかった」という電話を受けながら  
           
同時に目は 今まさに降下して畑でホバリングを
始めたノスリを見ていた  

背中が見える面白い角度、距離も近い

でも、「ノスリならいつでも見れる」と車を
発進させてしまった ヤツガシラを見に

その後何度も同じ畑へ行くが2度と見られない


「その時」には後ろ髪がない

時を置かず捕まえなくては


そして しばらく撮影させてくれたあと 飛び立つ彼らを

もうここまで と心に悟らせ見送らせるものがある


その時は終わった もう彼らの時間だ 自由にさせよと








 


[195]2009/10/15(thu) 12:18 サシバの渡り


今年の秋は、どうも鷹の渡りウォッチングに不満足。


お天気が良すぎて高〜いところを
豆粒大で渡って行く・少ししか飛ばない。

アカハラダカもそう、ハチクマもそうだった。


もう10月、これが最後のチャンスと、サシバの渡りを見に行く。


早朝5時半、現地着。

駐車場には泊まり込みの車が何台か、

でもまだ誰も外にはいない。

これ幸いと、三脚を立てて場所取り。

カメラにレンズをセット、さあ準備万端ですよ。


東の空が白んだと思ううち、みごとな朝焼け。


真っ赤な空がだんだんとピンクに薄らぐ中、サシバが飛び立つ。

あちらの谷から1羽、こちらからは2羽、3羽。


6時過ぎで光線不足、写真にならぬことを承知で写す、

主役はこの美しい朝焼けだから。

サシバはそのなかで舞いあがり飛び立ち、懸命に生を謳う。



鹿児島の南端から南西諸島を目指すのです。そしてさらに南へ。

あっという間に数十が飛ぶ、寝不足も忘れる充足感。


カラスが例のごとく付きまとってつつく。

「あのカラスが。憎たらしい」との声、ホント。



小回りのきくカラスは翼短かく、きかないサシバは長く、

でもそれゆえ速くて、

長い飛行にも耐える。

素早く、攻撃者の手の届かない高みへと昇りゆく。



サシバのどこが好きかというと、

羽を広げたときのスマートな姿、そしてピックイ−という、

のどかとも思える声。

最初のピと最後のイにアクセントがくる、独特な鳴き方。


でも秋には鳴きません。黙って彼らはひたすら南を目指す。

あっという間に姿が見えなくなる、あのいさぎよい素早さ、

これがタカを好きな理由の一つ。



さてさて、ひとしきり朝の飛び立ちが終わり、

こちらも持参の朝食。

ポットの暖かいお茶が嬉しい季節になった。


見回すとまわりは知り合い同士、お早うございますの声しきり。

お隣の会話が耳にはいり、
「え、あの○○さんですかぁ」とご挨拶。

友人のまた友人は、当然私の新たな友人ですよ、
よろしくお願いします。


カメラの使用法を教えてる声に、
見ず知らずながらも傍に行って教えを請う。

向こうも親切です。

ここに居合わせたもの同士、仲間意識は高い。


「ホラあっち飛んでるよ!」との声で中断、
皆の駆け戻る足の速さ。

ウォッチャーが多いと、誰かが教えてくれるので助かります。


昨年より断然豊作、
よく飛んでくれて珍しくメディアを一杯にする。

撮り方にも個性があり、
連写するヒト、いっぱいに狙ってから撮るヒト、私は後者。


だって、狙ってうまく撮れると快感でしょ!

時に待ちすぎてチャンスを逃すこともあるのですけど。


そして、ひまな時にピンぼけは全部削除。

ピントが合ってないのは写真じゃない、というのが信条。

惜しいな、と思うのもすべて執着を捨てて削除、
思い切りのよいのが私の身上。

証拠写真は別ですがね。




わーきれいに撮れた、と喜んだものの、小太りに写っている。

でもこれを削除する勇気はないな、大事に持ち帰ろう。

いつかきれいに撮れるときまで、
パソコンの中に大事にしまいましょう。


昼を過ぎるとだんだんに高いところを飛ぶようになり、
写真にはならない。

見切りをつけて、ねぐら入りするサシバを待ち受けようと下山。


あたりをつけた所には、すでに先着2人。

わ、大阪からですか。え、先週は日帰りで? 
私なんか足元にも及ばないサシバファン。

しかしヤマは外れ、ここには降りないでみな先へと飛ぶ。


しかし収穫ゼロではありません。

もうお一人に教えているのを聞き逃さない。
「今お話なのは色温度のことですか?」とくらいつくと、
この方も親切に教えてくれる。


「ホテイアオイの紫が青く写るんです、どうすれば?」
との質問に、言葉で教えるばかりか、

ご自分が写したホテイアオイを見せてくれる。

なーるほど、きれいなうす紫。

私も、メモを取りながら聞き逃さない。


昔はデジカメじゃあないからね、失敗は許されない、
だからカメラと同じくらいの値段の
カラーメーターを買って、見比べながら撮ったもんだよ。


そうですね、便利なものに慣れて今では勉強しないですよね。

有難うございます、

お会いできてよかった。


さてさて、今日も暮れていく。


秋の夕景のなか、では私も家路につきましょう。

私はこうやって車で楽に帰れるけど、彼らの旅は明日も続く。


サシバよ、無事に飛べ!海を越えろ!

そして、また来年会おうね。

きっとだよ。



終わりよければすべて良し、
今年のタカシーズンもよかったね。




 


[194]2009/09/27(sun) 11:49 南アルプス 3


ぱっと見

  男性は30代
  女性は40代

その日、小屋でお隣になったカップルです。


はじめはご夫婦かと思ってましたが、会話は恋人同士。

男性はなかなかのイケメン、女性はとてもチャーミング

そしてお話してみると、
お二人ともさわやかに素晴らしい方たちです。


聖岳の頂上で、寝転がっていた人達じゃなかったかなぁ?

男性が「ああ、空が青い!」
とつぶやいていたのが記憶にあります。


女性の方は、私と同じワンダーフォーゲル出身。

ずいぶんいろんな所を歩いています。
あ、山ですよ、もちろん。

どうも話してみると、私と同世代のような感じもする。

見掛けより年長?


推測。

山で知り合ったカップルですね
だって男性は東京の人、女性は長野在住だし

休日に山へ一緒に行くことがデートでしょう
かなりのロマンチストである男性が、
思慮深く物静かな女性に惹かれている感じ


いろんな人生、いろんなカップルがあるんですねぇ。

次の日の早朝、周囲をきちんと片付けて出て行かれました。


3人で山の話をたくさんしました。

一期一会、私にとっても意義深い時間でした。


さて、翌日は今までと違ってガスが出ている中の登山です。

上河内(かみこうち)岳、いつか登りたいと思ってた山。


南アルプスらしい、樹林の中の登山道。

ゆるやかな登りで心地よい。

草モミジが美しく、ああ来てよかった、と思う。


かなり高年齢のグループでした


出あう人達も優しく、
道をゆずったことに対する丁寧なお礼を一人ひとりから聞く。

南に下がってきたので森林限界が高くなり、
ナナカマドの紅葉があちこちで見られます。


美しい色!

下りには奇岩が門のように立っていて、岩には化石めいた模様。






素人ながら、海の底にあったことを示す証拠のように思える。


さあ、今日はどうしよう?

次の小屋は近すぎる、その先へは行けそうにない。


考えながら歩くうち、
カメラと三脚を担いだおじさんとすれ違います。


「この時間だと○○小屋まで?」

「いえ、とてもそこまでは。どうしようかと思ってます」

「下るんなら5時間でダムまで行くよ」

この言葉で心は決まりました。

あと1日あるのだけれど、計画よりも先まで来ている。

ここまでにしよう。


決めると帰心矢の如し。

だらしないなあ、そう思いながらも宿泊する予定だった
小屋を素通りして下ります。


足がガクガクになる急な下り、ああ南アルプスはどこもこれだ。

そう思い思い、
渓流ぞいのつり橋をいくつも渡ってようやくダムへ。

高度差1800M、4時間20分。足にマメができてる。


有名な、畑薙(はたなぎ)の大つり橋。


渡り終えるのに3分かかりました。

高所恐怖症の人にはムリでしょうね、水面ははるか下。


タクシーが迎えに来ている、さあ文明の地に戻ろう。

そういえば、お風呂に入っていないとか、
髪を洗っていない・きちんと洗顔ができていない、
そういう、
普段なら堪らないことが何とも感じられない3日間だった。


気のせいとかじゃありません。

ほんとに感じられなかった。何ともなかった。


いったい、私たちの清潔習慣って何なのでしょうね?


ああ、でも充実した時間だった。


山はいつも変わらない。

私は変わる、でも山は変わらない。

・・2つともながらの素晴らしさ。


自然に感謝!




 


[193]2009/09/26(sat) 11:31 南アルプス 2


「ハプニングがあってね、あした山を下りることにしたの」

聖岳(ひじりだけ)の頂上に座っていた
彼女は力なくほほえみます。


昨晩の小屋で私と意気投合した3人組、
その中でも一番元気な女性でした。


今日は2日の行程を1日で歩き、
次の日には南アルプス最南端の山まで往復してくる、と
張り切っていたのに。


誘われましたが、
初日に2日分を歩いた私にその自信はありません。

「それじゃあ、戻ってきたときに
合流できれば静岡まで車で送るわよ」と有り難い申し出。


予約していたタクシーを、通信可能な場所でキャンセルしようと
思ってた矢先です。


倒木を越えようとして岩で膝をぶつけたら裂けて、
縫合が必要な傷ができた、血が止まらないと。


実に、山で恐いのはこういうアクシデント。


3人のうちただ一人の男性は脚が遅く、まだ到着せず。

彼は通常の日程で行くので、
彼女たちより1時間以上遅れて出たし。

その後私が出会い、
お連れのケガのことを伝えることができました。

頂いた好意へのお返しができたかな?


結局、この3人は午後一緒になり、
その日のうちに山を下りたようでした。


いろんなことがありますね。

彼らとはこうやって別れてしまいましたが、
まあ自分のペースで行けばいいこと。


日の出とともに歩き始め、
思いのほかきついアップダウンにアゴを出しながら
憧れの稜線を歩きました。


南アルプスは山塊が大きく、上り下りが激しいのが特徴。

北アルプスはもう少し年を重ねてからでも
登れるかもしれないけど、南は急がなきゃ、

そう考えていたのはこのことが理由でした。


若かりし頃望見した赤石からの尾根は、
決してゆるやかに続くものではありませんでした。

一つ一つの頂上を踏んではまた下り、
今日は何キロ歩いたんだろう?



こういうのをいくつか越えました



最近は百名山ブームで、
ピークを踏む事に重きが置かれているような。

でも、私はこの稜線を自分の足で踏みしめたかった、
自分の足で歩き通したかった。


今日の最後の大きなピークが聖岳、3013M。

今回、ここが一番堪(こた)えた。

しかし、登ってしまえばケロリ忘れてしまうもの。

頂上の風は涼しく、
越えてきたルートを望めばなんともいえぬ充足感に

「私だってまだ捨てたもんじゃないワ」と心広がる。



向こうは赤石岳、昨日の写真の裏側が見えているのです
つまり、あれを越えたわけ。

素晴らしいでしょう?


真っ赤に山を彩るのは、ウラシマツツジ


ウラシマは裏縞だとか、裏側を見るのは忘れましたが


さて、2日目も無事終えることができました。

今日は2時半、小屋着。

さて、今日の同宿ではどんな人達に会えるでしょうね?




 


[192]2009/09/23(Wed) 11:20 南アルプス 1


秋晴れの青空のもと、

昔からの夢だった赤石岳から南の稜線を歩きました。


大学3年の夏合宿、
1週間の旅程の真ん中あたりだったでしょうか、

赤石の頂上に立って南へ続く尾根を眺め、
「いつかあれを歩きたい」と思ったのです。


いつとはなく忘れ人並みに育児や仕事に追われたものの、
再び山を目指すようになった頃、

この夢ははっきりとよみがえりました。


5連休はまたとない機会、逃がさないぞ。
朝6時出発。 長大な尾根を登り始める。


南アルプスらしい深い樹林の中、
眺望はきかないけど私は森の中が好き。

登山道脇にギンリョウソウ


寄生植物で葉緑素は作りません


気をつけてみると、木の間に鳥の姿。

ルリビタキではないですか!

冬の間楽しませてくれる青い小鳥たちがこんなところに。


今回機材は持っていないので これは以前の写真


やがて昼前ごろ、ようやく目指す赤石が見え始める。


左が頂上 2つのピークの間あたりに出るのです


立派な山だ。 

南アルプスとは赤石山脈のこと、
赤石岳はその盟主であるといわれるのもうなずける。


さあて、ここからが急登でした。あえぎあえぎ登る。

感じよい青年に追い越されます。
避難小屋泊りだからと水場で大量に汲んでいる。

今日の目的地を言うと「わ、それは大変だ」と力づけられて。


ようやくに稜線  右側奥のピークが頂上



高度差2000Mを1日で登ったのは初めてです。

我ながら頑張ったァ―


北へ連なる3000M峰・中央アルプス・
御嶽山(おんたけさん)・乗鞍・北アルプスと、 

日本の背骨のほとんどが見えるこれ以上ない眺望は、
贅沢そのもの。


ああ、来てよかった。

この快晴のチャンスを逃がさないでラッキーだった!


頂上に落書き「ドコモは◎、○○は△、〜×」

え、と携帯を出してみると通信可能。(ドコモです)

早速家族や友人に「今頂上よ」とメール。


ところが、左手の親指がへなへなと動きません。

荷物の重みで腕ごとマヒしてる。


さて、ゆっくりしていたいけど、もう2時をまわっている。

急がなきゃ。

今日の宿泊地、百間洞(ひゃっけんぼら)へと下ります。


山の陽は翳りはじめ、登山者たちを心細くさせる


4時半到着。

10時間半、ほとんど休みなく歩いたゾー

沢で顔を洗うと塩辛い。

心地よい汗に幸福感、そして美味しいビール。

夜は満天の星。





 


[191]2009/08/30(sun) 11:03 ソウルの博物館


「ソウルで博物館ざんまい」というツアーに行ってきました。


海外の博物館なんて一人で行ってもちんぷんかんぷん。

でも、日本から歴史の専門家が同行するうえ、
博物館では学芸員が説明してくれる、という贅沢ツアー。


「国立中央博物館」 

韓国の、5000年の歴史の重みに圧倒されました。
やっぱりスゴイのひとこと!

9万坪の敷地に4万5千坪の建物、15万点の文化財。


展示品は、同行された専門家のお話では「逸品ぞろい」。

広隆寺の弥勒菩薩とそっくりな半跏思惟像もあり、


アジアは、やっぱり過去から密接に結びついて
お互い発展してきた、というのがスンナリ理解できます。


でも、難しいことは抜きにして、
私は美しいと思うものを写してきました。

フラッシュをたかなければ撮影OK、
というおおらかさも嬉しい。



いつの時代だったでしょう、古いものだと思うのですが
琴の1種ですね、どんな音色なのでしょうか。
単純な木彫りが美しい。



これは月琴 時代は下ります
2弦とはまた、ある意味スゴイ。


奏でて楽しむだけでなく、
楽器そのものにも美を追求した人たち。


出土品には動物をモチーフにしたものも多く


天馬かと思うような精悍さ



西域の駱駝がここで見られるとは



これは鴨で、身近な鳥としてお墓の中からよく出るそうです。

死者の魂が天に昇るように、
という意味合い。でも水鳥はそんなに飛ぶの、
得意じゃなさそうなのですが。


この3点はみな美しく可愛らしく、ほれぼれしました。


仏舎利も初めてです。

5重の塔は、もともと釈迦の遺骨を埋葬したものですが、
塔の基壇から発掘された仏舎利の箱


右下の白い粒3つが「仏舎利」

各地から出る仏舎利を集めると釈迦800体分ほど
にもなるといわれる、という面白い解説を
聞きながらパチリ。



仏舎利容器
左は8角形、真ん中は水晶に塔型の蓋                       右は、チベットで見られる仏塔に似ています。



あとは日常に使われた道具


寺院でろうそくの芯切りに使われたハサミ



裁縫用のものさしにもきれいな模様が


日常づかいのものが美しいのは、
洗練された文化が根底にあったことを示します。

大工さんが持っている墨壺、
日本のものと全く同じですが



墨がたまるところを亀が覗いてます。



いやー美しいものはやっぱりいいです。

理屈なしに心を打つから。



説明してくれた学芸員さんは、みな若い女性でおしゃれ。
封建的イメージだった韓国も変わりつつあることを実感。


そしてオフィス街にあるホテルの周りには、
安くておいしい食堂がたくさん。

みんなで毎回、韓国料理店を発見してまわるのも楽しみ。


普通のツアーで行かない所へ行き、聞けない説明を聞いて、
じっくりと韓国の文化について知る事ができる
ユニークな旅でした。


面白かった!

関心のある方は以下をどうぞ
http://www.kataranne.com/




 


[190]2009/08/23(Sun) 15:59 残暑の干潟


今年はヘンな天候だけど、それにしても今頃暑くなるなんて。


真昼の干潟。

はいている長靴の黒い部分が焼けて、足がやけどしそうに熱い。

うわ〜たまらん。


ふりかえるといつの間にか、年若い友人が後ろにいる。

「飛ばないね」「このままですかね?」

満潮とともに足場を失ったシギが飛び立つのを狙っているのです。


「あ〜物好きだよね、私たちって」

11月に転勤するという彼に何か言おうと思っても、

面と向かうと特に話すことも出てこない。

暑いなか、じっと一緒に待つだけでいいような気がしてくる。



ほかにも数人の知り合いたち、

干潟の泥に足をとられて「わー、いぼったー」と叫ぶ人。

「どこの方言、それ?」と茶化す人。

「久しぶりで聞いたねーそれ」と私。



標準語で言うとなに?「ぬかるんだ」?


感じが出ませんね、それじゃ。やっぱり方言でなくっちゃ。


暑い中でも、友人達のお蔭で退散せずに頑張る。

ああでも、半端でなく暑い。


しばらくぶりの干潟は秋風どころか、

盛りの夏めいたエネルギーに充ちてくらくらしそう。


もうすぐ終わる夏と8月への最後のはなむけ、

陽炎と流れる汗の中の一枚。

ようやく飛んでくれたシギたち、バンザーイ!







 


翡翠堂メガネサロン
〒812-0026 福岡市博多区上川端町11−8
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