「捨て去る勇気」

2003年4月8日

相田みつをの詩に「ふるいものを捨てなきゃ 新しいものは入らない」
というのがある。つくづく深いことばだな。と思う。

フランチャイジーの営業指導で大阪にいった時の話だが、42歳の副社長と
新規顧客開拓をすることになった。
副社長が率先して今までとは異なる営業展開をやろう!
ということでお手本になる。ということだ。

副社長も一生懸命がんばっていた。しかし、これまでの常識と異なるため
彼を非常に疲れさせていた。
こんなときお客さんを訪問しても悲壮感が漂いお客さんも警戒してしまう。
彼自身も行き詰まっていた。

何が彼を疲れさせるのだろうか?
それは、これまでの知識や経験が邪魔をして新しい教えとぶつかり,戦って
消耗するから酸欠状態になるのだ。

私も、コンサル会社に再就職して営業報告書を書くとき、状況をありのまま記載
するように言われたが、それができなかった。
つい自分の言葉や考え、主観が入ってしまうのだ。

自分の言葉や考えがはいってしまっている営業報告書で第三者と一緒に
状況をみようとしても的確な判断が出来ない。
だから、その営業報告書をもとに次の展開が出てこない。
たんなる報告で終わってしまう。

いままで生きてきた社会の常識を捨て去る。というのは勇気がいる。
今までの自分を否定するかのように思える。
しかし、そのカラを破って外に出てみると不思議なことに新しい発想が
できるようになる。

こうなるとしめたものだ。動けば動いただけアイデアがうかんでくる。

ここで注意が必要なのは、教わることが目的となり自分の強みまで捨ててしまい、
受身になり自分の思考が停止してしまうことだ。

つまり、知識を取り入れるだけで動かない状態になることだ。
動いてはじめて知恵となり身になる。


「ざっくばらん」の過去情報へ

-トップページへ-